はじめに
今回は、簿記3級の合格までに使った教材をご紹介します。簿記3級は実質的に簿記の入門試験になっており、まずは取得を目指す方が多いのではないでしょうか。
現在簿記3級に向けて勉強中の方、これから勉強を開始する方の参考になれば幸いです。なお、各教材については私個人の感想ですのでご了承ください。
【筆者の簿記資格取得について】
取得理由:現職でのパフォーマンス向上と、将来的な独立を見据えて必要と考えたため
取得状況:日商簿記3級(2019年6月検定)・日商簿記2級(2020年2月検定)
教材紹介
そもそも、簿記とはなんでしょうか。日本商工会議所のページには以下のように記載があります。
簿記は、企業規模の大小や業種、業態を問わずに、日々の経営活動を記録・計算・整理して、経営成績と財政状態を明らかにする技能です。
日本商工会議所 検定試験ページ https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/about
うーん難しい・・・。私も最初は概念的に「そもそも簿記は何であるか」という事を理解しようとしたけどなかなか理解できない、そんな感じでした。
そんな私がどうやって、知識のない状態から、どんなテキストを使う事によって
簿記3級→簿記2級まで1年間で取得できたのかを解説します.
簿記界への入門期(1ヶ月くらい)
そもそも、簿記は「とっつきにくい」「挫折しやすい」学問だと言われていますが、なぜでしょうか。実は私も最初はそう感じてました。
会計の知識など全くなかった私は一度数年前に通信講座を申し込み、教材を開いて読み進めましたが、頭に入ってくることもなく、また読んでいるうちに寝落ちしてしまったりして、結局かなり初期段階で挫折してしまいました。
挫折を経験して自分なりに考えたのですが、幸い、簿記に関しては漫画風の学習書が数多く出版されてましたので、
「新しい学問を勉強しよう」という考えを一旦捨てて
「気楽に大好きな漫画を読もう」と考え
漫画風の学習教材をノルマや制限時間も決めず、無理に理解しようとせず、のんびりと数冊読む事にしました。私が読んだ本は以下の通りです。
①女騎士、経理になる
②漫画で入門!会社の数字が面白いほどよくわかる本
③漫画で入門!管理会計が面白いほどよくわかる本
④簿記の教科書1年生
上記の本の中で、特に④は参考書に近いですが、細かい説明は読まず、漫画と仕訳の絵だけをざっと流し見をして、イメージを掴むようにしました。
基礎学習期(2ヶ月くらい)
簿記界への入門を果たした後にメインで利用利用したテキストは以下の通りです。 正確には、テキストではなくWebサイトですが。
StudyPro https://studyboki3.com/
私がこのサイトをメインテキストとして選んだ理由は以下の通りです。
■ペンギンの絵が可愛い
■取引に適切な挿絵があり、対象の取引がイメージしやすい
■学習全体の進捗状況/テーマ毎の進捗状況を管理できるため
→今日は○○までやろう、あと○○%で学習が一通り終了する、といったことが可視化できるためモチベーションの維持がしやすい。
■勘定科目の説明の最下部に必ず、財務諸表のどの要素に属するかが絵付で記載あり
→これが非常に重要
仕上げ期(2週間くらい)
ここは普通ですいません。唯一購入した市販教材です。ただし、仕訳は上でご紹介したアプリで十分なので、問1以外を実施しました。
なお、こちらの記事で私は基本的には電子書籍を推奨をしていますが、過去問に関しては本試験と同じ大きさの用紙で学習したかったため、紙の本を購入しています。
TAC過去問題集 https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/07976/
日商簿記検定試験は出題範囲が変更になることがあります。
必ず直近の(受験する回の範囲を網羅している)書籍を購入してください。
※○○年度の試験対応版と必ず書いてあります。
スキマ時間編
通勤中や、ちょっとした空き時間、いわゆるスキマ時間に本を持ち歩いてみるのは大変ですよね。なので 私はスマホアプリを活用することにしました。仕訳専用のアプリなどいくつかあるのですが、私が選んだのは以下のアプリになります。
パブロフ簿記 https://pboki.com/app/app.html
選んだ理由は以下の通りです。
・スマホでどこでもできる、10秒あれば1仕訳 ・間違えた問題だけやり直す事ができるので、何度も繰り返し知識を定着させる事ができる。 ・カテゴリ別に分かれているため、苦手分野を集中的に学習する事ができる
最後に
いかがでしたでしょうか。現在簿記試験に向けて勉強中の、ご参考になれば幸いです。
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