当サイトは記事内に広告を含みます

【日商簿記2級】合格までに使った教材、勉強方法のご紹介

簿記

はじめに

こんにちは。
日商簿記簿記2級は超人気資格のため、多種多様な教材があり、教材選びに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

私が実際に日商簿記2級合格までに使った教材(買ったけどあまり使わなかった教材も含めて)ご紹介します。

以下のような方に少しでも役に立てば嬉しいです。

これから簿記2級の学習を始めようとしている方
もう学習をはじめているが、このまま勧めて良いのか悩んでいる方

【筆者の簿記資格取得状況について】
取得理由:現職でのパフォーマンス向上と、将来的な独立を見据えて必要と考えたため。
取得状況:日商簿記3級・日商簿記2級

本記事は、既に日商簿記3級を取得済の方、或いは同等の知識をお持ちの方を想定しています。まずは日商簿記3級を目指す方は以下の記事をご参照ください。
【日商簿記3級】合格までに使った教材、勉強方法のご紹介

日商簿記2級とは?

そもそも、日商簿記2級とはどういった資格なのでしょうか。確認してみましょう。

経営管理に役立つ知識として、企業から最も求められる資格の一つ。

高度な商業簿記・工業簿記(原価計算を含む)を修得し、財務諸表の数字から経営内容を把握できるなど、企業活動や会計実務を踏まえ適切な処理や分析を行うために求められるレベル。

引用元;日本商工会議所 https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping/class2

サラリーマンだけでなく、自営業者としても役に立つ資格として人気ですよね。
3級取得後、そのままの勢いで2級を目指す方が多いのではないでしょうか。

ただし、3級に比べて大分難しくなり、「回答を覚える」ではなく「理解」していないと解けない問題も多いです。

ですので、2級に関しては自分が「理解」しやすいテキスト選びがより重要になってくると思います。

合格までに使った教材、勉強方法

以下にテキスト等を紹介しますが、筆者は簿記の学習用には「紙の書籍」ではなく「電子書籍(kindle等)」をオススメします。
理由については過去記事をご参照ください。

【日商簿記3級、日商簿記2級共通】試験勉強・試験合格の役に立った道具5選

テキスト

簿記3級取得の際にお世話になったWebサイト( https://studyboki3.com/
の2級版を探しましたが、ありませんでした。

ですので、普通に市販の教材の口コミや、サンプルを見たりして比較検討して決めました。

使った教材

■パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 テキスト&問題集
■パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 テキスト&問題集

特徴

・見易い(レイアウト、色使い、フォントサイズ等)
・各論点の最初にマンガでの説明があり、とっかかりやすい。
・練習問題で、取引を分解して一つずつ仕訳を仕上げていくプロセスがわかりやすい
・回答手順ををYouTubeで公開しており、実際の解き方を学ぶ事ができる。
→アウトプットが重要と言われる簿記の学習で非常に役立ちました

使い方

以下の通り2回転しました。
2回やってもすべては理解できなかったですが、とりあえず問題集の方に移りました。

1回目:各論点の解説/説明のみを、全体を通してざっと読む(練習問題は解かない)
2回目:各論点の解説を精読+練習問題+解き方の動画視聴

補足(その他テキストについて)

他に有名な本として、TACの「スッキリわかるシリーズ」や「簿記の教科書」がありますし、その他にも多数テキストが発刊されていますよね。

正直、どのテキストも試験範囲を網羅していると考えます。

「絶対的にどの本が良いか」というよりは「個人の相性(合う、合わない)」もあるため、本記事を含めて他のレビューや実際のサンプルなども比較検討していただければと思います。

実は、私も最初はTACの「スッキリわかるシリーズ」のテキスト・問題集を購入して勉強をスタートしました。

ただ、どうもしっくりこなかったため、2週間ぐらいで勉強が嫌になってしまいました。テキストが悪いというよりも、単に自分には合わなかっただけかと思います。

その後、パブロフシリーズに変更したら、すっと頭にはいってきて、その後の勉強もスムーズに行きました。

テキストを複数使うのは良くない、一つのテキストをやり遂げるべし」ということがよく言われます。

ただ、「勉強を初めたけど頭に入ってこない」場合はテキストとの相性が悪いだけかもしれないので、思い切って変更してみるのも良いかもしれませんね

問題集

簿記はアウトプット(実際に手を動かして回答用紙を埋めること)が重要です。

テキストを読むことに時間をあまり時間をかけすぎず、早い段階で問題集の方に軸足を移して、わからない箇所があったら問題集に戻ってやり直す、といった参考書的な使い方をするほうが良いと思います。

使った教材

問題については、あまり悩まずにテキストと同じシリーズを選択しました。

■パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 商業簿記 総仕上げ問題集
■パブロフ流でみんな合格 日商簿記2級 工業簿記 総仕上げ問題集

特徴

・答案用紙がネットからダウンロード可能
 →何度も繰り返し解くことになるので、これは重要です
・各チャプターの最初に、「各論点のまとめ」があり重要な点が整理されている。
・回答プロセスがわかりやすい。

簿記2級の試験では、問題に与えられた情報を手がかりに以下の①②③④のプロセスで回答しなくてはいけません。

①必要な情報の整理
②図表等の作成
③必要な計算
④回答用紙への転記

上記の流れや、各プロセス間の数字の受け渡しが分かり易く記載されています。

使い方

実際に私が勉強した方法をご紹介します。

【商業簿記、工業簿記共通】問題集活用手順
①進捗管理表をエクセルで作成
②問題を解く
・問題回答後に以下の評価に分けて記入
 ○:ほぼ満点
 △:半分ぐらい
 ✗:ゼロ〜3割ぐらい、答えを見ても意味不明
・備考欄に一言メモ(間違えた理由、解き方のポイント等)
③②を三回繰り替す。
④直前に、三回目に△だった問題のみやり直す。✖は捨てる。

実際に私が使ったシートを以下に抜粋して以下に添付します (工業簿記のChapter1~3)

問題を繰り返すことにより正答率が上がっている(○△が増えている)のが見て取れると思います。

過去問について

過去問は買いませんでした。理由は以下の通りです。

・単純に、練習問題に加えて過去問までやる時間がなかった
・問1対策としては、アプリの仕訳で十分対応できると考えた。
・問2〜5対策としては「過去問そのもの」をやるよりも問題集で網羅的に学習したほうが良いと考えた。

その他(動画学習教材)

本だけの勉強は疲れるので、たまにはボーっと動画を見たいときもありますよね。

そういったときは動画での学習がオススメです。私も気分転換も兼ねて動画での学習も併用してました。

使った教材

Udemy
【資格予備校講師が解説】スキマ時間で!ビジュアル簿記2級【商業簿記編】
【資格予備校講師が解説】スキマ時間で!ビジュアル簿記2級【工業簿記編】

特徴

・全チャプター動画でわかりやすく解説があり。
・専用のアプリもあるためスマホでの学習も可能。

使い方

・ソファでゴロゴロしながら、歩きながら、電車の中で流し聞き
・メインはあくまでテキストだったため、前から順番に動画を見ていくというよりは苦手な論点、理解しづらい論点を理解するための補助として動画を利用

その他

その他有名な動画教材としては以下があります。
筆者は利用しませんでしたが、高い評価を得ている教材なので試してみても良いかもしれません。

・クレアール https://www.crear-ac.co.jp/
・studying https://studying.jp/

スマホアプリ

3級に引き続きパブロフ簿記のアプリを利用
問1やその他の設問で使う基本的な仕訳についてはこのアプリだけで十分だと思います。

使った教材

パブロフ簿記 アプリ(商業簿記) 

特徴

・基本中の基本である「仕訳」を網羅的に大量に学習することができる。
・問題一つ一つが独立しているので、10秒のスキマ時間でも1仕訳解くことができる
・カテゴリ別/チェックした問題のみ/間違えた問題のみといった単位で学習可能
・正当を画面の下半分に表示、実際の自分の回答を上段に表示して見比べて表示されるため、自分の考え方のどこが間違えていたのかを覚える事ができる。

使い方

・食事中、電車待ち時間等のスキマ時間で仕訳などを実施。
・単純な仕訳の演習は本アプリのみで十分かと思いました。

その他

実は、工業簿記アプリもダウンロードしたのですが、結果的にあまり使いませんでした。

理由は、

工業簿記は仕訳や計算をするにしても、まずは自分で図(ボックス図、シュラッター図等)を書かないと理解することが難しく、スマホ学習向きではないと考えたからです。

最後に

とにかく、簿記の学習については、アウトプットに比重をおいた勉強をしたほうが良いというのが私の感想です。
私も最初のころはテキストや動画を見て理解した気になって、実際に問題を目にすると固まって何もできなくなってしまうということばかりでした。

お役に立てると嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました