はじめに
こんにちは。本日は、簿記試験当日に実力を発揮するための事前準備、及び当日の試験テクニックについて解説します。
簿記試験だけでなく、資格試験全般に言える事ですが、試験に向けて計画的に勉強することはもちろん 重要ですが、試験当日に実力が十分に発揮できないで不合格になったら悔やみきれないですよね。
実力が十分に発揮できるための準備や当日のテクニック、注意事項等をお伝えします。 万全の準備で望んで合格しましょう!
【筆者の簿記資格取得について】
取得理由:現職でのパフォーマンス向上と、将来的な独立を見据えて必要と考えたため
取得状況:日商簿記3級・日商簿記2級
事前準備編
試験当日までの準備についてご説明します。
トイレ対策をしておく
日商簿記試験は途中でトイレにいけません
普通の資格試験だと、手を上げて試験管に付き添ってもらってトイレに行き、用を足したら戻って試験再開、 が一般的ですよね?
私も簿記3級の試験の直前になって知って驚愕したのですが、なんと、簿記検定は試験中にトイレに行ったら二度と 戻ってこれません。
これって恐ろしくないですか?トイレの近い私にはかなり深刻な問題でした。
他にこんな試験はあるのでしょうか。
なんと、日商簿記1級の事例ですが、訴訟まで起きています。(受験生の敗訴)
試験中、トイレで退室 認める?認めない?司法判断は…
引用元:朝日新聞DIGITAL
https://www.asahi.com/articles/ASM1H55ZCM1HUTIL023.html
対策は?
私は事前から以下の対策を施すことにより、なんとか乗り切りました。
・数日前から、利尿作用のある飲み物(コーヒー、アルコール、お茶等)は避ける。
・数日前から、トイレに行く間隔を最低2時間のインターバルを設けて慣れておく
・当日は、のどを潤す程度の水分しか取らない。
上記の方法を習得すると、フルマラソンのタイムの短縮(トイレに行ってタイムロスになることを回避) やドライブ 、長時間の開催が想定される重要な会議でのトイレ防止にも役立ちます。
解く順番と時間配分を決めておく
日商簿記試験は時間との戦いになりますので、予め得順番を決めていくと混乱せずにすみます。
オススメ回答順序(3級)
問1 → 問3 → 問5 → 問2 → 問4 が一般的なようです。
私もその順番で解いたのですが、問3の精算表は、各勘定科目の横の合計のみを完成させて、一番下の合計欄は捨てることに決めてました。
なぜならば、足し込むのに時間がかかる割には(点数的に)見合わないからです。
多分、一生懸命合計して、仮にあっていたとしても2点か3点(非公表のため不明)だと思います。
合格点(70点)を取ることを第一に考えた場合、時間をかけて縦を合計するよりも他の問題に時間を使った方が効率的だと考えました。
オススメ回答順序(2級)
問1 → 問4 → 問5 → 問2 → 問3 が一般的なようです。
ただし、154回の簿記検定2級のように、問1が難易度高い可能性もあります。
2級は問4、問5の工業簿記でいかに満点に近い点数を取るかがポイントになりますので、問1でつまずいて、問4,問5に十分な時間が避けなくなることないように気をつけてください。
机の上に置く物のベストポジションを決めておく
試験当日は、以下のものをすべて机の上に置かなくてはいけないため、
かなり手狭になってしまいます。
・回答用紙
・問題用紙
・下書き用紙
・電卓
・筆記用具
・受験票
効率的に試験をすすめるために、これらをどこに置くのかのポジショニングを事前に決めておいた方が良いです。
大学の講堂の様な横に長い机の場合は良いのですが、
高校等の場合、上の絵のような昔ながらの昭和風の机の場合があります。
私も3級を受けた商業高校がまさにこういった机でスペースとの戦いでした。
小さい机の会場 になることも想定して、
事前にカフェ等でリハを行って何度か見直し自分なりのベスポジを見つけましょう!
筆記用具と電卓は予備を持っていく
シャーペン、消しゴム、電卓について壊れてもいいように、それぞれ予備を持参するようにしましょう。
当日の試験テクニック編
仕訳は必ず答案用紙への清書後に貸借一致を確認
問題文をイチから読み直して見直すのは大変ですが、最低限、貸借が一致しているかは確認したほうが良いと思います。
その他時短テクニック
■勘定科目は略称を活用
・時間がなければ正確に覚えなくても良い
・ただし、解答用紙に転記する際には必ず問題文の指示通りの勘定科目を利用
略称については筆者記事もよければご参照ください。
【日商簿記3級、日商簿記2級共通】勘定科目の略称をご紹介①(B/S編)
【日商簿記3級、日商簿記2級共通】勘定科目の略称をご紹介②(P/L編)
■下書きの金額はは千円単位で記載
「円」単位だとゼロが多すぎるので、下書きは
「千円」単位にして計算すると大分楽になりますし、計算ミスも少なくなります。
例)5,000,000であれば、5,000で計算
ただし、回答用紙に清書する際に「円」に戻すのを忘れないようにしてください。
最後に
いかがでしたでしょうか。少しでも役に立てば嬉しいです。
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