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【書評】「世界一楽しい決算書の読み方」は楽しみながら会計と企業戦略が学べる本だった。

書籍

はじめに

「社会人として決算書を読めるようにならないとまずい」というのはよく言われますが、実際何から初めて良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

いきなり財務諸表を見ても、なかなか難しいですよね。 そういった難しい財務諸表を楽しくクイズ形式で読める本を今回はご紹介いたします。

【筆者の自己紹介】
現職でのと将来の独立を視野に入れて、IT、会計、英語、マーケティングを勉強中のサラリーマンです。

知識量を増やすためには読書によるインプットが不可欠であり、時間を見つけては読むようにしています。  

書評

基本情報

■作品名
会計クイズを解くだけで財務3表がわかる 世界一楽しい決算書の読み方
■作者
大手町のランダムウォーカー  
■ジャンル
ビジネス

ターゲット(どんな悩みを持つ人にオススメか)

■会計知識は身につけたい、決算書が読めるようになりたいが「決算書はとっつきにくいな」と感じている方
■「就職活動中の学生」「転職活動中の会社員」等、業種、業界研究が必要な方
■その他、ビジネスリテラシーを強化したいという方全般

作者紹介

Twitterフォロワー数3万人超。公認会計士試験合格後、大手監査法人勤務を経て独立。

「日本全員が財務諸表を読める世界を作る」を合言葉に「大手町のランダムウォーカー」 として「#会計クイズ」を始め、様々な業種・立場の人をネット上で巻き込み好評を博す。

現在は株式会社Fundaにて「#会計クイズ」を運営するほか、企業研修やコンサルティング 業務も行っている。

「大手町のランダムウォーカー」巻末の筆者プロフィールより

昔から、Twitterでクイズをされていたようですね。
私もこの本を読んだのと同時期にTwitterをはじめたので、早速フォローさせていただきました。

本の概要

クイズ形式となっており、以下の順序で進んでいきます。

①3種類の財務諸表が提示される。
②業種の近しい企業名3社(ウーバー、パーク24,日産自動社等)が提示される。
③①の財務諸表が②のどの企業に該当するかを登場人物が議論する。
④回答とそれぞれのビジネスモデル

③の過程で、登場人物と自分自身の考え方と一致して、かつ答えも正しかったときは嬉しいですね。

この本を読んで得られること

■各財務諸表から各社の戦略が読み取ることができる。
■同じ業種でも各社により事業ポートフォリオ/戦略が異なる
■世の中のイメージ/業種分類と異なる事業領域で収益を上げている企業も多い  
 ※イオンの金融業、東急電鉄の不動産事業等

次にやること

日々の業務において、機会があれば以下のような事を考えてみようかと思いました。

■自分の日々の業務が、自社の財務諸表のどこにインパクトを与えているのか
■競合他社の財務諸表は自社と比較してどういった特徴があるか

最後に

いかがでしたでしょうか。
なお「業界、業種研究」という意味では、「会社四季報 業界地図」と併せて読んでいただくと、より知識が深まると思います。

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