はじめに
こんにちは。
簿記の勉強を開始すべきかどうか、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「役に立つ資格ベスト○○」等でも常連の簿記ですが、3級で50〜100時間、2級で200時間〜300時間の学習が必要と言われています。
仕事、学校、趣味で忙しい中、やりたい事をがまんしてまで勉強するメリットがあるのか、気になりますよね。
本記事では、実際に私が日商簿記3級、日商簿記2級を取得したことにより感じたメリット、あるいは一般的に言われているメリット等をご説明していきます。
【筆者の簿記資格取得状況について】
取得理由:サラリーマンとしても、将来的な独立を見据えた場合においても必須な知識と考えたから
取得状況:日商簿記3級、2級取得
簿記の資格を取得して良かった事
今後、学び続けて行くための自信を得ることができる
勉強とは学生時代のみにするもの、資格試験勉強は若いうちにするものであり、ある程度の年齢に行ったらもう無縁なものだと思ってませんか?
以前の日本であれば、就職して、与えられた仕事を頑張っていれば普通に昇給・昇格し、定年を迎えられたかもしれません。
しかしご存知の通り、今は常に学び続けないと成功することが難しい時代です。
大企業も安泰ではなくなり
・会社がなくなったり、
・不本意な部署に移動になったり、
・人間関係のトラブル等で、意図せず退職せざるを得ない状況になったり、
が普通に自分の身にも起きる可能性があります。
そういった場合に備えて、いつでも転職や独立できるようなスキルを備えて置く必要があります。そのために常に勉強し続けないと難しいと感じます。
私も危機感を覚えて、30過ぎてから勉強をはじめた結果、30代でTOEIC860点を達成し、40過ぎてから簿記3級、簿記2級を取得しました。
資格そのもので何か仕事ができるわけではないですが、
年を取ってから資格を取得したことで自身の励みになる。
→更なるスキルアップを目指す意欲が湧いてくる
→また新たな資格や勉強(私の場合はマーケティング)を始める。
といった好循環が生まれています。
数字の観点からビジネスを考察できるようになる
例えば、社内で新規のプロジェクトを立ち上げる場合、企画書の作成が必要ですよね。
企画書には以下のように、数字の観点からの説明を含める事が不可欠です。
企画書に記載が必要な数字観点の記載例
■コストがいくらかかるのか
初期投資費用
保守費用
減価償却費
、、等
■売上はどの程度を見込んでいるか
■損益分岐点を超え、利益がプラスに転じるのはどのタイミングなのか
上記の内容は、すべて簿記2級で学習する範囲になりますが、こういった数字をきちんと説明して承認されない限りは、プロジェクトを開始することができないでしょう。
会社を退職して自分で開業する場合も、同様のプロセスによって、利益獲得計画を行う事が必須になります。
習得したマネーリテラシーにより更に知識の広がりが加速する
以下の事が理解できるため、各業界の業務知識や世の中の流れなどの知識が深まります。
・会社設立、出資、増資等時の金の流れ
・金融商品(株、債券)の概要
・会社の経営状態、決算関連等の把握
・消費税、法人税の仕組み
このような決算関連の記事もすぐに理解することができました。
「『のれん』の減損で大赤字、なぜ起きる?」動画で解説」
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61978380Y0A720C2I00000/
転職や独立の際に役立つ
近い将来、転職や独立を考えている方もいると思いますが、その場合でも以下の通り約に立ちます。
■簿記自体が、英語、マーケティングと同様、
ポータブルスキル(どの会社でも役に立つ資格)であるため、転職者として他社と差別化できるため、書類選考に通過する可能性が高まる。
■財務諸表から、転職先候補の業界、業種、業績を確認することができる。
■独立・起業の際の事業計画策定の際の数字を試算することができる
社内での出世にも役立つ
経理部門では勿論なのですが、他の部門でも十分に活用機会があります。
例えば
■営業部門
自部署(自支店、事業部等)の予算の達成度の確認や、翌年度の目標設定
■IT部門
IT予算の管理や、プロジェクトの収益性
特に、管理職等、上のポジションに行けば行くほど必要な知識となってきますので、
会社での出世にもダイレクトに繋がります。
最後に
いかがでしたでしょうか。最後にまとめると以下の通りとなります。
・今後、学び続けて行くための自信を得ることができる
・数字の観点からビジネスを考察できるようになる
・転職や独立の際に役立つ
・社内での出世にも役立つ
皆様もぜひ、簿記の勉強をはじめて、知識を豊かにしましょう。
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